雪は好きだ。
真っ白で、汚れていないように見える。
雪が積もっていればそれは何であれ芸術だ。
すくなくとも私にとっては。
私を白で塗りつぶしたい。
汚れてしまったどす黒いこの心を。
真っ白に塗りつぶしてしまえばいい。
汚れた見難い私の心を。
雪は私を隠してくれない。
私は隠れたいのに。
雪は意地悪。
でも、それは、
私をこれ以上ダメにさせないようにする、
優しい冷たさ……なのかもしれない。
詩かよ!! 詩を書くのは大好きです。
「私」をうちに変えたり俺に変えたりわしに変えたりして読むと、「私」とは違った印象になります。